皇室の人々は皇居でクコの実を栽培して食べている(信用度60%)
薬用としての果実酒の中では、クコの実をつけるクコ酒が効果の点で抜きんでている、とされる。精力剤としても一級品だ。確かにクコの実はそれそのものが栄養に冨み、古代中国では仙薬として珍重された。平安時代の薬学者で竹田千継という人は毎日クコ飯を食べ、クコ酒を飲み、クコの葉を浮かした風呂に入ったりしていたために、九十七歳になってもまだ、髪の毛が黒々としているほど若々しかったという。もっとも、それをもれ聞いた天皇から、内裏の薬草園でクコを栽培する役をおおせつかり、また側近としても用いられていたため、忙しくなってクコを自分で食べたり飲んだりできなくなり、とたんに年をとって二年で死んだ、とあるから気の毒なことであった。千継の功労か、クコ酒は日本の皇室においてその後もずっと用いられていたようで、太平洋戦争前、皇室で栽培されたクコの木の株を、国民たちに分け与えるという行事が行われたという。新聞医広告が載って、応募した当選者に配られたそうだ。
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